最近、黒田龍之助氏のエッセイを読んでいるのだけど、
以下の文章が非常に自分の心にすとんと落ちた。以下紹介する。
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菅さんもわたしも活字の人なのだ。
「簡単な本の多読は外国語学習の王道だよね」と語る管さんに、わたしは100%賛成。
(中略)
彼は難しくない本をせっせと読んだ。これは私も実践している。日本だけではなく
海外でも、簡単な本をたくさん読んで言葉を滑らかにしていく。
(中略)
どうして活字なんだろうと疑問に思うわたしに、管さんはある答えを示す。
「人の心がことばでできている以上、生身の人間にもかならずその背後にあるまとまったアーカイブ(文書群)がある、・・・それには、文字に頼る以外の接近の仕方はない。」
ことばを表面的なものとして軽視したがる人たちに対するこんな反論があったかと私は素直に驚く
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〜ポケットに外国語を P214参照 黒田龍之介著 ちくま文庫
英語でも日本語でも、表現が豊かになった(いや多少マシになった?)
と思う時期の裏には、一定量継続的に活字に触れていた。なめらかになる感覚。ふわぁっと自分の中で抱いていた感覚が、この本を読んで言語化された気がする。
最近はCamusのL’Etrangerを読んでいるけどようやく50Pまできた。
残り6割くらいかな?だいぶ読むスピードも上がってきた。
引き続き言語に戯れよう!
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