この度、転職を決めました。
移籍先は、上場企業の経理職。順調にいけば来年米国駐在という話です。
米国に駐在する為のビザ要件の都合、1年間はまず新しい職場で働く必要がありますのでまずは日本で働きます。
この会社、外から見ると立派な会社に見えるので、「自分なんか外から取らずに内部人材に適切な方がいるのでは」「何か裏があるのかな」と思いつつ、
伺った情報を総合し、また何よりもご縁を感じたので、何はともあれ、ここは挑戦してみようと思いました。
振り返ると、2022年5月にUSCPAを獲得した後、新しいキャリアについては熟慮を重ねてきました。
その思考プロセスにはついては以下の記事でも綴りました。
意思決定を後押しする要因
今回決断を後押しする要因としては、
- 自分の現職での仕事の内容の達成感(および行き詰まり感)
- 子供たちの年齢
- 海外志向
- USCPAを活かす
などがあげられ、その上で
『今が最適なタイミングではないか』と思わせてくれる企業に巡り合えたことだと思います。
転職はご縁
つくづく転職の話は、ご縁がある時はすんなり進みます。
この点は、依然断った別の上場企業の米駐在案件の時も思ったことです。
いくつか挙げると、
- 今回求人を発見した際は、すぐに返答が来て、すぐに一次選考に移りました。
- 最終面接の数日前に、あるイベントにて、偶然が重なり新しい職場の関係者に巡り合えました。まったく意図しなかった出来事でしたが、その方と情報交換させていただく中で、新天地のイメージが具体化され、新しい道を選ぶことへの確信は、大げさにいえば最終面接に進む前から徐々に固まっていきました。
- 最終面接の役員面接。役員の方の会話から、その方の人となりに対しても良い印象を受けたこと、”叩き上げ”感を感じたこと。
※前回断った会社の最終面接時では、役員の方との会話では自分の心に対してどこか”ピン“ときませんでした。最後は心です。
徐々に、情報と印象と直感によって外堀が埋まっていく感覚。
家内ともよく話し合って今回は新しい道に進むことに決めました。
求人の競争率を下げ、穴場求人を見つける求人検索コツ
ちなみに今回の求人を探す段階から振り返り、他の類似求人と比較して思うことについて少し述べます。
このブログにたどり着いた数少ない(→自虐?笑)読者の方にも、海外志望の方もいると思います。
そういった方は求人を検索する際に、手っ取り早く就業地域を「海外」と設定することが多いのではないでしょうか。
エージェントの求人検索で就業地域を「海外」と選択して抽出される案件は、書類通過難易度が上がる印象を受けます。
特に欧米・豪州・シンガポール等で、かつ”稀に”しか求人を出さない会社は応募が集中する感覚です。
実際に、エージェントに『あなたこの求人にぴったりと思うので応募してみませんか』と言われて出してみたものの、書類選考も通らず、状況をうかがってみると、『本求人、他のエージェントからも応募が殺到し、海外経験者も多数応募している』などと伺ったこともあります。
”稀に”とあえて記した理由は、ずっと定期的に海外ポジションの求人を出し続けている会社名も散見され、そういった会社は「採用したとしても、採用のミスマッチで失敗を繰り返し続けているのだろうな」と思われるので敬遠すべきと考えるためです。こういった点も転職サイトをずっと見ていると気づきます。
従って、海外につながる”穴場”求人を探すコツとしては、
- 業務内容(job description)をよく理解すること(これは大前提)
- 最初の就業地域が日本のどこかになっている
- 案件名や備考欄などに、”将来的に海外”など中期の視点で記されている
という条件の求人を探すほうが倍率も下がりよいかと思います。
今回の求人は①は仕事内容が、自分のキャリアの特徴に合致しそうな点はまず確認しました。
※現職で採用に少し関与している際に思っていたことですが、海外ポジションの求人を出すと、その業務内容に関係なく、就業地域だけで応募してくる人が多いこと多いこと・・・それではだめです。
②の点については、おそらく一般的に優良企業と思われる会社の一つと思われますが(エージェントの人にもラッキーですと言われました)、最初の勤務地が地方であり、私とっては通勤圏でした。
そし③については、備考欄に”将来駐在も”となっていました。今回、裏どりとして、企業側HPにある採用ページも閲覧し、同様の求人が出ていることを確認し信ぴょう性を確認しました。
もし読者さんがエージェントの書類選考パフォーマンスに信頼をおけない場合は、直接真心を込めて(?)、企業側のHPに直接応募するのも手かもしれません。
実際、米国に駐在する際、ビザのタイプは2つほどしかなく、かつ応募資格を得るために一定期間の就業が必要になる為、すぐに駐在することは事実上難しいと思われます。
そして実際の赴任の際も、日本のある地域にて研修をして、力を見極めたのち海外派遣をすると思います(※海外居住者は違うかもですが)。
結局海外駐在というのは、中期的な人事戦略なので、あせらずステップバイステップで考えることが必要で、ある意味最初の勤務地が”日本”となっているのは、理にかなっていると思います。
まずは日本で信頼を得て身近のスタッフの信頼を勝ち取る、人脈を作る、そして受け入れ先の社員に認知してもらい、機が熟したタイミングで行く、というのがステップでしょう。
※前回断った会社は、こういったビザ取得要件は特に説明してくれる様子もなく、とにかく早くいってほしい感満載で、どこか引っ掛かりを持ちながら選考が進んだ記憶があります。結局断りましたが。。
今は転職に向けて羽休め中
さて、現在実は新しい会社に移籍するにあたり、有給休暇の消費中です。7年もいると有給も沢山残っていいました。
実際に海外にも行ってきました。
会社からの連絡からもほぼ解放され、無心で海外へ飛び、家族と過ごすことができる時間は至福なものでした。
この旅については、子供達3人をつれた壮大な旅だったので、別途妻と一緒にまとめたいなと思っています。
メーカだと、従業員が暦通りに一斉休暇を取る場合が多いのかなと推測します。
皆が休んでいたほうが
自分自身も仕事を気にせずに休みやすいという利点がありますが、交通手段のチケットの料金はあがり海外などへ行くのは難しくなりますね。
日本の会社で、欧州の一部の国のように会社の連絡から一切遮断され、バカンスを過ごすというスタイルになる未来は中々到来しないと思いますが、
それが難しいならば、何年か働いたら転職を挟むか、信用を貯金して有給を放出して”サバティカル”的に時間をとって旅をするということもありかなと思います。
経理マンとしての今後の意気込み
営業上がりの経理マンのキャリアとしては、「経営に近い視点に立ち数値を見ること」「利益の源泉であるものづくりの現場で業務にあたること」をまず重視して取り組んでいこうと思います。
比較的大きい会社で財務会計などをやると、分断した一部の仕事をローテで取りんでいくパターンが多いと思われますが、
自分の性分としてはやはり「メタ(上位)の視点」に立ち、全体の数値を見渡しながら、会社の方向性を数値で示して、周りを動員していくことあっていると感じています。
もちろん、この仕事を取り組む中で、税務領域や財務会計の領域を横断的に取り組むことは大歓迎です。
チャレンジ精神を忘れずに業務に邁進していこうと考えております。
お読みいただきありがとうございました。
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